日本の伝統的な下着である「褌(ふんどし)」の中でも、筆者がよく締めている「六尺褌(ろくしゃくふんどし)」の紹介です。
普段の下着として褌を締める場合は、締め方やトイレのやり方が簡単で、締め付けがなく、通気性も良い「越中褌(えっちゅうふんどし)」や「もっこ褌(もっこふんどし)」が便利です。
六尺褌は締め方の手順が多かったり、トイレのときに慣れが必要だったりと、手間がかかりますが、越中褌や、もっこ褌にはない、しっかりと締まった感じや開放感があるのが特徴です。
筆者は、六尺褌の締めた感じが気に入りましたので、下着として褌を締めるときは六尺褌を締めています。
筆者が実際に使用している褌や、その他の下着については「普段使用している下着の紹介」のページで紹介しています。
六尺褌について
形状
六尺褌は、幅20cm前後、長さ240cm前後の細長い布を体に巻き付けて着用する褌です。
(幅や長さについては、締める人の体型や好みによって変わります。)
外観
前
六尺褌を前から見ると、細い横みつ(体を一周している横の布)と、前袋(股間を覆っている布)があるだけなので、布が覆われる面積は狭いです。
前垂れについて
下着として六尺褌を締める場合は、前垂れ式(前垂れがある締め方)で締めると、締め方も簡単ですし、トイレのやり方も簡単なので便利なのです。
前袋式(前垂れがなく、前袋が二重になる締め方)で締めた場合、締める時の手順が多かったり、トイレのときのやり方に慣れが必要だったりして、手間がかかりますが、緩みにくいのと、前袋が二重になることから濡れても透けにくいので、祭りや水着として最適です。
後ろ
後ろ側は、前垂れ式、前袋式の両方とも、太さ1〜2cm程度の細い布が縦と横に1本ずつあるだけなので、布で覆われる部分は、ほとんどありません。
六尺褌を締めた感じ
締め付けについて
外れたり、緩んでしまわないようにきつく締めた場合は、締め付け感があり、長時間締めていると痛くなってしまう事があります。
ちょうどよい(きつい・痛い・苦しいとも感じず、緩いとも感じない)強さで締めた場合でも、外した後、横まわし(腰を一周している横の布)が当たっていたところに跡が付いているので、多少は締め付けがあります。
布で覆われない開放感
六尺褌は布で覆われる部分が少ないため、肌が露出する面積がとても広いので開放感があります。
トランクス、ボクサーパンツ、ブリーフなど、お尻が覆われている下着に慣れていると、開放的過ぎて違和感があるかもしれませんが、下着として六尺褌を締める場合は、褌の上に着物やズボンといった、他の衣類を重ねて身につけますので、それほど気になりません。
甚平のように、締め付けがなく緩い感じの服を着ると、通気性が良く開放的です。
動きやすさ
六尺褌は脚の動く部分に布がありませんので、体の動きの邪魔にならず、動きやすいです。
六尺褌を洋服の下着にする場合は、ジャージやスウェットのように、よく伸びる生地のズボンや、柔らかい生地のズボンを穿くと動きやすさが実感できます。
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