インターネットの情報で良くみかける間違いや、参考にする際に気をつけた方が良いことを紹介します。
インターネットで見られる間違い
褌を「はく・履く・穿く」と書いている
褌を身に着けることを「はく・履く・穿く」と表現しているホームページやブログがあったり、ひどい場合だと、褌を販売している店が「褌を履く」と書いているのをみたこともあります。
褌を身に着けることは「褌を締める」と言います
褌は、(六尺褌の場合)単なる長い布であったり、(越中褌や、もっこ褌の場合)紐と布の組み合わせなので、パンツのように単純に足を通すだけで身につけることはできません。
褌の中では身につけるのが簡単な、もっこ褌でも、途中まではパンツをはくのに近いですが、最後は紐を結ばなければなりません。
なので、褌を身につけることは「はく」ではなく「締める」と言います。
褌の種類が書かれていない
パンツと同様に褌にも種類があります
パンツには、ボクサーパンツ、トランクス、ビキニ、ブリーフ、Tバックといったように、様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
褌にも同様で、下着として使われるもとしては、六尺褌、越中褌、もっこ褌。特別な用途に使われる物としては、相撲の廻しや、かつて水着として使われいた黒猫褌も含めると、たくさんの種類があり、それぞれの特徴が異なります。
それにも関わらず、褌の種類ごとに異なる特徴や締めた感じを書く際に、「褌は締め付けがなく通気性も良い」、「褌を締めると気が引き締まる」というように、褌の種類(六尺褌・越中褌・もっこ褌・黒猫褌・・・)を書かず、単純に「褌」としか書かれていないサイトがあります。
褌の種類が書かれていないと・・・
例えば、まだ褌を締めたことのない方が、「褌を身につけるのは簡単」と書かれているのを見て、六尺褌を購入したら手順が多くてややこしいんだけど・・・とか、「褌を締めると気が引き締まる」と書かれているのを見て、もっこ褌や越中褌を購入してみたら、あまり気が引き締まる感じがしないんだけど・・・。
といったように、好みと違うものを選んでしまうことにもなりかねませんので、特定の種類の褌の説明をするときは、(褌全般の話は別として)例えば「六尺褌は気が引き締まる」「越中褌は締め方が簡単」といったように、褌の名称まで書いてあると親切ですし、間違いがありません。
間違った情報
商品名に「褌(ふんどし)」と書かれているが・・・
商品名が褌となっているものの、腰の部分がゴムになっている商品がある。
そう言ったものを身につけるのであれば、巻いたり、結んだりする必要はなく、足を通して、腰まで上げるので、褌をはくという表現になるのかもしれないが、ゴムがある時点で褌と言えるかどうか怪しいですね。
不完全な情報
これから褌を使ってみたいという方に気を付けて欲しいのが、不完全な情報です。
短期間しか使用していない人の感想
褌を短期間しか使用していないにもかかわらず、その経験だけをもとに「身につけるのに時間がかかる」「トイレが不便だ」「締め付けがないから良い」と言ったように感想を述べているサイトもあります。
そういった情報だと、「褌は不便なもの」という誤解を生む可能性があるし、良いことが書かれていたとしても、本当にそう思っているのか疑わしいので、あまり参考にしない方が良いです。
ただ、初心者が情報を発信するなとか、初心者の情報は信用するなというわけではなく、例えば、「初めて褌を締めた日の感想」「褌を使い始めてから数日が経過したときの感想」「慣れてきた頃の感想」といったように、慣れていく過程がわかるのであれば、どのくらいで慣れるかがわかる貴重な情報となります。
ただ、「褌を1週間使ってみました」とか「1ヶ月使ってみました」と言って、感想を書いて、それで終わっている(その後使っているようには見えない)ようなサイトは、読者に広告を利用させて収益を得ることが目的のアフィリエイトの可能性もあるので、良いことが書いてあったとしても信用しない方が良いです。
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